【日雇い労働】軽作業は全然軽作業じゃなかった件
どうもこんにちはえぬすけです。今回なんですけど、私が大学時代に日雇いのアルバイトをした話をしていきたいと思います。
大学 2年の頃の日雇い派遣バイト
私は大学時代下宿をしていたのでなるべく長期休暇は実家に帰って暮らしたいと考えていました。そこで実家に帰ってもやることがない日が結構あったので日雇いの派遣バイトの登録をしました。その日雇いバイトは時給850円で軽作業と書いてあったので楽そうだと思い応募しました。
いざ仕事へ
私は、応募した次の日にそのバイトの集合先に行きました。そしたら、そこの日雇いに応募した人たちらしき集団を見つけ、工場現場に運ばれるバスを待っていました。そして、バスが来てそこにいた人たちとともにバスに乗りました。バスの中には様々な年齢層の方たちがいて誰もしゃべれない奇妙な雰囲気のバス内でした。
そうこうしているうちにそのバスは工場現場に到着しました。その工場の中のフロントで、工場内のルールを聞かされ作業服に着替えさせられそして工場の中に入りました。その工場では作業を始める前に社訓的なことをその工場でおそらく地位の高い人がそれを大声で唱えていました。この瞬間この会社は絶対ブラック企業だと自分自身の本能がそう言っていました。
この社訓を唱えるのを終えて作業に移りまして私は、40歳くらいのマスクの男と同じところで紙の詰まった段ボールをひたすら運ぶということをしていました。
この40代くらいの男は、仕事をあまりしていなかったのに私が少し運ぶ速度が落ちたら急に怒り出すといった結構変な人でした。最初この人は、個々の社員の人だと思っていたのですが私と同じ日雇いの方で、結構偉そうな方だったのでそこの社員の人に目をつけられて叱られていました。
10代のころの私は、アルバイト経験がコンビニしかなかった当時の私は大勢の大人と関わることがあまりなかったので、このバイト大人の社会も地位の高い人には媚びて、地位の低い人には偉そうにするという子供と全く変わらないということを学びました。
午前中から夕方までのバイトだったのでそうこうしている内に昼休みになりました。そこで、バイトを始める前に仲良くなった同じ大学の人と昼ご飯を食べました。その彼も社訓を唱えだしたときにブラックだと思ったと言っており、彼はもう作業がきつすぎて給料はいらないから脱走したいと言っていました。
私は、さすがもう3時間くらい働いていたので脱走するのはもったいないと言いました。でも彼はかなりの精神的なダメージと肉体的ダメージを3時間という短期間で受けており説得するのが大変でした。
なぜ、私がその日にあった彼にそこまで説得して逃げるなと言ったかというと、彼が逃げたら会社が給料を払わずに済み会社の思うつぼだと思ったからです。
そして私の説得の末、彼は何とか昼休憩後の午後のアルバイトを行うことができました。そして私も午前中と同じ作業をしに自分の配置に戻りました。
そうこうしていると、夏の暑い日でクーラーもきいていないような職場だったので昼休憩後の2時間くらい経過した後くらいにのどが渇いてきました。なので、現場の社員の人に水を飲みに行っていいかを聞きに行きました。
私が「すいませんが水を飲みに行ってもよろしいでしょうか?」と社員の人に聞きました。
すると、社員の人は、私に「ん?」と言ってきました。
そして、もう一度私は「すいませんが水を飲みに行ってもよろしいでしょうか?」と社員の人に聞きました。
すると、また社員の人は、私に「ん?」と言ってきました。
私は、本当にのどが渇いて死にそうだったので大声で「水飲ましてくださいと叫びました。」
すると、社員の人もさすがに私の言ったことを無視できずに上の人に聞いてくるといった感じで最終的には水を飲むことができました。
この時に飲んだ水は、まさにカイジがキンキンに冷えたビールを飲んだ時くらいの感動がありました(笑)
このような劣悪な環境での労働を終え、私は絶対にこのような職業につかないということを胸に誓い大学を絶対に卒業していい会社に就職しようと思いました。
まぁ、結局大学院で中退してドロップアウトしてしまったんですけど(笑)
これから日雇いバイトの軽作業をやろうとしている人へ
日雇いバイトを若い時にやることはなかなか良い経験だと思います。確かに労働としては普通の飲食店や塾講師、その他の大学生がやるような仕事の方が確実に楽にお金がもらえると思います。大学生がやるようなバイトをやったとしてもほとんど大学の世界の範疇を出ることはできないでしょう。こういった世界を知ることで人間社会の闇を理解することができ、自分自身の能力を向上しようと思うことができると思います。
なので大学生などの若い人たちは1度はこの世界に入門してみるのはいかがでしょうか。
このバイトをして私は、2日間筋肉痛だったので筋トレにももってこいだと思います(笑)